ディープブリランテとオルフェーブル

ディープブリランテが、キングジョージで惨敗した。

と言っても、
私の中で、能力は別として、ディープブリランテがキングジョージを勝つ適性があったのだろうか?

明らかにマッチしないと思っていた。
 
馬券を買うときも同じだが、ヨーロッパの競馬と日本の競馬を考えたときに、明らかに適性が変わる。
その1つが距離適性だ。
 
その距離適性において、明らかに、ブリランテはヨーロッパでは、8ハロン、10ハロン向きだろう。
キレるか?粘るか?それは、やってみないとわからない適性だろうが、2400mは長すぎる。

逆に、そのまま残って、ジャックルマロワ賞を使えば面白いと考える。

 
日本のダービーを勝ったから2400OKというわけでない。
 
 

このことはいつも思う。
箔をつけたいということで、凱旋門を狙うのであれば、それなりのローテーションも必要となる。
絶対的に1度向こうで経験させること。
できれば、2度経験させたい。
2000mのレースを1回、そのあとに2400mのローテで。
 

そんな意味で、今年、凱旋門に挑戦するオルフェーブルには、しっかりしたローテーションで望んでもらいたい。
多分、試走は1回あると思うが、できれば多頭数でもまれる厳しい競馬を1回使えたらと思う。

 
そのオルフェーブルであるが、こちらは、凱旋門では、かなり期待できる。
今年は例年以上にメンバーは揃いそうで、9番人気が今のオッズのようだが、十分おいしい馬券であると感じている。

マイルにフランケルという大物がいるため、それの上を行く評価をされる馬はいないと思うが、
歴史に名を残すことが主眼のキャメロットは凱旋門を本気で狙いに来るだろうか?
デインドリームのくるような馬場であれば、オルフェーブルにも向くはず。
ナサニエルは、前で粘るタイプでタフさは認めるが、中1週でキングジョージの疲れが気になる。
出るか?わからないがセントニコラスアビーやドゥーナデンなどもいるし、それ以上に、キャメロット以外にも3歳馬は出てくるだろうし、こちらの方が怖いかもしれない。

 
オルフェーブルに話を戻すと、期待する要因として、
阪神大賞典で強い2着をしたあと、天皇賞で負けたことを評価したい。
 

大賞典の馬場はかなり重かった。
そこを経験したため、天皇賞では開幕週のスピードについていけず、チグハグになった。

これは、いつも重い馬場でレースをしているヨーロッパの馬が、ジャパンカップに来て、力を出せないのと一緒のこと考える。
 
 

その意味では、オルフェーブルは、らしい負け方をして、宝塚でしっかり実力を見せた。

あとは、どこを叩くか?だろう。

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