女帝エアグルーヴが亡くなる

JRAは1997年の天皇賞・秋で17年ぶりに牝馬の天皇賞馬に輝くなど、現役時代にGI・2勝、重賞7勝を挙げたエアグルーヴが、23日の午後23時に北海道勇払郡安平町のノーザンファーム早来牧場でキングカメハメハ産駒の牡馬を出産後に、内出血のため死亡したと発表されました。20歳だった。

現役時代は、
牡馬を相手に常に互角以上の戦いを続けて大活躍し、GI2勝(オークス、天皇賞・秋)のほかにも1997年JCでは日本馬最先着となる2着、同年の有馬記念では牝馬最先着となる3着となり、同年の年度代表馬、最優秀4歳牝馬に選出されました。
代表的なレースは、バブルガムフェローとの死闘を制した秋の天皇賞が挙げられることが多いですが、個人的には、致命的な不利と戦意喪失してもおかしくないいちょうステークスでの差しきりが印象に残っています。

繁殖牝馬としてもGI・2勝馬アドマイヤグルーヴ、昨年の香港クイーンエリザベス2世Cを制したルーラーシップなどを、これまでに産駒が合計で重賞を13勝。

今週の天皇賞に出走予定のフォゲッタブルも、産駒の1頭。

【プロフィール】
◆エアグルーヴ(牝)
厩舎:栗東・伊藤雄二
騎手:武豊
父:トニービン
母:ダイナカール
母父:ノーザンテースト

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