競馬を始めたころ、中山競馬場でしばしば、お世話になった馬が、ノムラエンペラーという馬。
舞台は、中山ダート1200m。
一言で追い込み馬。
スタートは別に遅いわけではないが、後方をゆったり走る。
おかれているように見えるが、別に吉永ジョッキーの手綱は動かない。
3コーナー過ぎから、一気に加速。
いやいや、一気に加速できていたら、もっと上に行けただろうから、徐々に加速。
実際は、手綱が動いている割には、上がってこない。
4コーナーでは少しもがいているようにも見える。
正直、4コーナーの時点で少しあきらめる。
しかし、直線は一気に上がってくる。
そして、期待させる。
「こい!こい!こい!」
「差せ!差せ!差せ!」
そして、馬券にカラム。
しかし、なかなか1着にはなれない。
常に36秒代の上りを駆使し、楽しませてくれた。
今、馬の情報を見たら
http://premium.netkeiba.com/db/horse/1991100166/
以外にも、東京で好成績を上げている。
あの脚があれば、東京でもと思うが、私のイメージは、中山1200mダート。
それが、このノムラエンペラーという馬だ。
今考えると、この馬は、広々コースでさらに、距離が延長になるシチュエーションで馬券に絡む。
中山D1200を使ってからの東京D1400mが、ベストローテーションだったかもしれない。
ノムラエンペラーの勝ちパターン。
中山D1200の厳しい流れでスピードと厳しさを覚える。
東京D1400で道中ゆったり、そして直線で爆発。
本来、1200から1400の距離延長は、道中のスピードがゆったりするため、掛かったり、ポジションが前になったりする。
しかし、この馬は、相当鈍感だったのかもしれない。